子犬を飼い始めたばかりの飼い主さんは、多くの方が夜鳴きで悩んでいるようです。寂しそうに鳴く子犬が夜鳴きをやめるには、どのようにすれば良いのでしょうか?
そこで、子犬の夜鳴きをやめさせるための対策と、接し方についてご紹介します。
新しい環境に慣れるまでは、夜鳴きをするのはごく自然なこと。いつかは収まるものなので、気長に見守りましょう。
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犬の夜鳴き対策にまずチェックして欲しいこと
人間の赤ちゃんと同じように、犬は自分の要求を言葉で伝えることができない代わりに、夜鳴きをしている可能性があります。まずは、子犬が夜鳴きをする理由について探っていきましょう。
夜鳴きの原因を突き止める
子犬が夜鳴きをする原因としては、お腹が空いたりノドが乾いたといった単純な欲求であることが多いでしょう。あまりにも夜鳴きがひどい場合は、それらを満たしてあげることで、寝付きが良くなる可能性がありますので、必要に応じてご飯の量や回数を見直してみてください。
相手は言葉を発することができない子犬ですから、飼い主が原因を探ってあげることが、夜鳴きをやめさせるうえでの一番の対策だと言えるでしょう。
寂しさから夜鳴きをする子犬におすすめの対策
空腹や不快感を訴えるためではなく、寂しさから夜鳴きをする犬もいます。その場合は、少しでも不安な気持ちを和らげてあげられるような対策をしましょう。
自分のニオイのついた毛布などを与える
嗅覚の優れた犬にとっては、自分のニオイのついたものが側にあるだけでも、安心を得ることができるようです。それまで使ってきた毛布やぬいぐるみなどがある場合は、洗わずに残しておきましょう。
飼い主と同じ部屋で眠らせる
犬用のケージをリビングなどに設置している場合は、夜間だけ寝室に移してみるのも良い方法です。一人きりでいることの寂しさから夜鳴きをしていたのであれば、飼い主と一緒の部屋にいるということだけで、夜鳴きが減る可能性があります。
犬の夜鳴き対策であまりに構い過ぎるのはNG
寂しさから夜鳴きを繰り返す子犬に対しては、安心感を与えることももちろん大切ですが、必要以上に接し過ぎないことが重要です。
構い過ぎは逆効果
夜鳴きをすればすぐに飼い主が駆けつけてくれるということがわかれば、犬の夜鳴きは収まるどころか、これからも延々と続くことにもなりかねません。あまりにも夜鳴きがひどい時は、体調不良を訴えている可能性もありますので、放置しておくのも心配ですが、あくまでも様子を見る程度に留め、ケージから出して抱きしめたりはしないようにしましょう。
かわいい子犬が寂しくて夜鳴きしているのが聞こえると、飼い主としてもつい構ってあげたくなる気持ちもよくわかります。しかし、はじめの時点で甘えるクセをつけてしまうと、いつまで経っても夜鳴きは収まりませんので、ここはグッと堪えて子犬が寂しさに慣れるのをそっと見守りましょう。
十分な運動をさせることも大切
子犬が夜鳴きを繰り返すのは、日中の過ごし方が影響している可能性もあります。
適度に疲れさせる
人間も疲れた日には早い時間帯から眠くなるのと同じように、犬も昼間から適度に体を動かすことで、眠りが深くなって夜鳴きが収まることがあります。昼間に長時間寝て過ごすことのないように、積極的に遊んであげましょう。ボールを使った遊びや、ロープなどを加えさせて引っ張り合いをしたり、おやつを見えない場所に隠して探させたりといった、室内でできる遊びもたくさんあります。
体を動かして疲れさせるだけでなく、頭を使うことでも運動に近い効果は期待できます。
まだワクチン接種が完了していない段階の子犬でしたら、外を歩かせる代わりに、抱っこで外の空気を感じさせ、刺激を与えることで、さまざまな物を見て、ニオイを嗅ぎ、音を聞き分けながら頭を働かせることができます。
犬の夜鳴きが続いても叱るのは逆効果
犬の夜鳴きがひどいと、飼い主のほうは眠りを妨害され、つい叱りたくなってしまうかもしれません。ですがそれは、夜鳴き対策として何ら意味をなさないばかりか、かえって夜鳴きがひどくなる可能性もあるのです。
信頼関係を築く妨げになる恐れも
子犬が何かを訴えて夜鳴きしているのであれば、まずはその原因を取り除くことが先決です。夜鳴きしている犬を叱ったところで、驚いて一旦は鳴くのをやめるかもしれませんが、今度は叱られたことによる恐怖心によって、さらに夜鳴きがひどくなるケースも。
犬と飼い主との信頼関係を築き、ここが安心できる場所なのだとわからせるためにも、夜鳴きに対しては叱るのではなく、別の対策を講じましょう。
孤独に慣れさせる
近くに誰かがいなくても眠れるようになるためにも、ひとりでいることに慣れさせる練習をさせましょう。