犬にとってストレスの原因になることは、犬と生活をしていくなら飼い主が取り除いてあげなければなりません。
そんな犬のストレスは何気ない仕草によってサインとして現れている場合があります。
そこで、犬のストレスになる原因と愛犬のために飼い主ができることについてお伝えしていきましょう。
ストレスが原因で悪影響を及ぼす場合もありますので、飼い主は慎重に様子をみてあげましょう。ぜひ参考にしてみてください。
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犬がストレスに感じる原因は生活環境が大きい
犬を飼っている人たちにとっては犬も家族同然の存在でしょう。大切な家族の犬がいつもと違う、様子がおかしいという時。なにかの病気なのではと心配になりますよね。もしかすると病気ではなくストレスを感じているのかもしれません。飼い主にとっては快適な空間でも犬にとっては苦痛なことかもしれません。
今過ごしている生活環境の影響は犬にとって凄く大きいことです。
また引っ越しをして住む家が変わったり、飼い主の出産により知らない人が増えるのも犬にとって非常にストレスに感じてしまいます。これらは犬のために避けるということは難しいことだと思いますので、その分犬がくつろげる環境を作ってあげたり、スキンシップをたくさんとってあげて安心させてあげましょう。
犬の何気ない仕草がストレスが原因であるサイン
下記は犬がストレスを抱えている可能性がある時の行動です。
自分の飼い犬に当てはまっていないか、改めて犬の行動を観察してみましょう。
しっぽを追いかける
子犬ですと遊びで追いかけている事が多いですが、成犬となりますとストレスを感じている可能性がありますので注意が必要です。
あくびをしている
興奮した気持ちを鎮めたり敵意がないことを示すためにあくびをします。
十分に睡眠しているのにたくさんあくびをしているようでしたら、ストレスを感じているのかもしれません。
身体を震わせている
寒くないときに身体を震わせている時は、恐怖心や心細さなどからくる震えの可能性があります。身体を縮めて震えている時は激しい恐怖心を抱いているサインなので声をかけてあげるなどしてできるだけ安心させてあげるようにしましょう。
同じとことをウロウロしている
同じところを行ったり来たりしている時はストレスのサインです。無駄吠えのときと同様にやめさせようとするとかえってストレスになってしまうのでストレスになっている原因を見つけてあげることが重要です。
飼い主が注意するべき犬にとってのストレス原因とは
空腹と喉の乾き
長時間飼い主が家を空けたりなどして食べ物と水が不足してしまうと生命の危機を感じて精神的、肉体的なストレスを感じてしまいます。
擬人化
人間と一緒に暮らすとなるともちろんしつけも大切になってきますが、匂いを嗅がせてあげないなど犬本来の行動を制限してしまったり、言葉でしつけるなどの人と同じような振る舞いを要求することは犬にとって苦痛なことです。
肉体的苦痛
しつけが上手くいかないからといって体罰を与えてしまうのは絶対にいけません。飼い主は痛いことをする人だと認識してしまい、飼い主の存在自体が犬のストレスになってしまうことがあります。
不安やプレッシャー
上記でも触れましたが家族の関係が悪くて不穏な空気だったり、苦手な練習を延々とさせられてしまったりするのも精神的な不安やプレッシャーになってしまいます。
これらのことは飼い主の接し方一つで改善できることなので、当てはまっているものがあれば改善するようにしましょう。
ストレスが原因で悪影響を及ぼす場合もある
人間と同じようにストレスが原因で健康面で悪影響が出ることがありますので具体的に見ていきましょう。
食欲不振
ストレスによって食欲がなくなってしまいます。
食事の量が減ってしまい極端に痩せてしまうと体力も落ちてしまい場合によっては命に関わることもあるので、大きな問題になってきます。
下痢や嘔吐
人間も過剰なストレスを感じた場合には下痢や嘔吐を繰り返してしまうことがありますが、犬も同様です。ただ単にお腹の調子が悪いだけかもしれませんが、続くようでしたら様子を見て獣医さんに見てもらうのが懸命です。
脱毛
人間で言う円形脱毛症のようなことが、犬にも起こります。季節の変わり目で生え変わるときの場合はまんべんなく抜けてくれます。一方ストレスによる脱毛は、毛が部分的に抜け落ちたり、全身のあちこちの毛が抜けたり、症状や程度も犬によって様々です。
愛犬と一緒に楽しみながらストレスを解消させてあげましょう
飼い主と楽しい経験をすることで愛犬と飼い主のストレス解消に繋がります。
運動する
第一に手軽で人間と一緒に楽しめる運動です。犬は人間より多くの活動量が必要になっており、散歩の回数を増やしたり、散歩コースの距離を長くしたり、コースを変えてみたりして工夫したり、ボールなどを使ったハードな運動や隠したものを探させる頭を使った遊びなどをすると欲求不満が解消されます。
様々な経験
適度な刺激は犬の適応力が上がり、ストレスへの対処能力が高まります。犬にとっての社会経験をさせるために、様々な犬種や大きさの犬と交流させて上げましょう。慣れない環境や音でも、飼い主がいればリラックスできるんだと経験から学んでくれます。
副交感神経を刺激
ブラッシングやマッサージなどで、犬が気持ちいいと思ってくれるような状態を作ってあげましょう。副交感神経を刺激してあげると緊張がほぐれてきます。