犬が留守番中のトイレを失敗してしまうのはどんな理由からなのでしょうか?
トイレトレーニングは成功しているのに、留守番をさせているときだけトイレを失敗してしまうのにはこのようなことが原因かもしれません。
では、留守番中のトイレを失敗させないようにするには?犬を留守番させるときのコツとポイントを紹介します。
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犬は留守番中にトイレを失敗しやすい
こんな経験されたことはないでしょうか。
恐らく犬を飼っている方であれば殆どの方が一度は遭遇する出来事だと思います。
またトイレの失敗は一度や二度ならまだしも、留守番させる度となると、飼い主さんは大変苦労することと思います。
そこでここでは「犬に留守番をさせるとトイレを失敗する原因」についてお伝えします。犬がトイレを失敗してしまうのには、必ず何かしらの原因がありますので、原因を突き止めて粗相が起きないようにしましょう。
犬が留守番中にトイレを失敗するのはなぜ?
犬が留守番中に限ってトイレを失敗する理由の多くは「分離不安症」です。この症状はその名の通り、分かれたり離れたりしてしまうことで、不安に感じてしまうという症状です。
犬にとって飼い主さんは人間でいう「お母さん」や「お父さん」という存在ですから、そうした自分の心を安心させてくれる存在が突然いなくなることは、犬にとって大きなストレスとなってしまうのです。
そうしたストレスから不安や恐怖や寂しさ等を感じた結果「トイレが上手くできない」という状況を招いている可能性が高いです。
犬の留守番中のトイレを成功させるには
トイレ成功の秘訣は「活動範囲を狭めること」にあります。
人間が生活している広い空間は犬にとって不安を強く感じる大きな原因となります。
そのため、飼い主さんがいないことによる不安を最小限に留める上では、愛犬のサイズに合った活動範囲のケージを用意してあげることが大切となるのです。
一見すると活動できる範囲が限られていると窮屈そう…と感じてしまうかもしれませんが、犬や猫などの警戒心が強い動物にとって限れれた空間というのは、余計な気を張る必要がないため安心できる空間となっています。
また、限れられた空間の中にトイレがあれば犬はトイレに迷うこともありませんので、トイレで失敗する可能性も低くなるのです。
愛犬に合った空間を作る方法はそんなに難しくありません。
用意するものはケージとキャリー(犬を外出させる時に使うケース)の2つです。
この2つを用意したら後は以下の手順を参考に空間を作って行きましょう。
- ケージとキャリーの扉をそれぞれ外します。
キャリーに出入り口が2つ付いている場合はどちらか片方だけ取り外すようにします。 - ケージの下にケージよりも大きめの排泄シートを敷きその上にトイレを設置します。
大きめの排泄シートを使うことで排泄物の飛び散りや排泄ポジションのズレによる床への汚れ付着を防ぐことができます。 - あとはケージとキャリーの入口部分をそれぞれ合わせて固定すれば完成です。
犬を中へ入れる時はキャリーの反対側の入口を使うか、反対側に入口が付いていない場合は、ケージの上から入れると良いでしょう。
犬の留守番はトイレ対策をしっかりとりましょう
犬の留守番中はトイレ失敗問題のほかにも様々な問題が起こります。
中でも特に起こりやすい問題は以下の2つです。
排泄物で「遊ぶ」「踏みつける」
こうした排泄物による問題は「トイレと遊ぶ場所」を離すのが一番の対策法となります。上記でご紹介した方法もひとつですが、愛犬にリードを付けてケージに繋ぎ、リードの届く範囲でなるべく離した場所にトイレを設置するのもひとつの方法です。
また排泄物で遊ぶ理由には「運動力」が深く関係しています。
十分に運動ができていないとエネルギーが余り、その余ったエネルギーはストレスへと変わり、ストレス発散のために排泄物で遊んでしまう場合があるのです。
犬用排泄シートを「破く」
排泄シートを破く問題は「破けない」状況に変えることで対策することができます。
排泄シートの上にカバーの付いているタイプのトイレに変えるなど、一度トイレのタイプを見直してみると良いでしょう。
ただ、破くという行為は主にストレス発散からきている行動ですので、破けなくなってしまうと他の問題行動を起こしてしまう可能性があります。
犬の留守番は徐々に慣れさせることが大切
集団行動をする犬にとって留守番はストレス以外の何ものでもありません。
ですので留守番をさせる際は予めしっかりと準備を整えた上でさせる必要があります。
まずは1~2分程度の留守番から始めて、犬の状態をみながら、少しずつ時間を長くしていかなければなりません。
また留守番を始められる時期はその子によって異なります。
ただ、ひとつ言えるのは「子犬」の頃は食事や排泄のお世話がそれなりに必要になるため、長時間の留守番は難しいということです。
一概には言えませんが「3時間」を超える留守番は難しいと考えた方が良いでしょう。
愛犬の性格や体調等を考慮して留守番の時間は調整することが大切です。
犬に留守番をさせるときには必要以上に興奮させない
犬の留守番を成功させる上では「犬を興奮状態にさせないこと」が最も大切です。
犬は、飼い主さんが出かけると分かったタイミングと帰ってきたと分かったタイミングの主に2つの瞬間で最も気持ちが高まり興奮状態になる傾向がありますので、対策は主にこの2つのタイミングで行うようにしましょう。
まずはじめに「出かけるタイミング」ですが、このとき、犬は「置いていかないで!」「どこ行くの!?」と強く感じ、その結果興奮状態になります。
そのため出かける際には「出かけることを匂わせない」ことがポイントとなります。
出かけるまでのルーティン(テレビや電気は消す等)が決まっているのであれば毎回同じにならないように内容を変えるようにしてみて下さい。
こうすることで犬に出かけることを察知させ難くすることができます。
また、オモチャやおやつ等を使って気をそっちに向かせている間に出かけるというのも、興奮状態にさせないためのひとつの方法です。
オモチャの中には遊んでいると中からおやつが出てくるといった種類もありますので活用してみると良いでしょう。
次は「帰ってきたタイミング」ですが、飼い主さんが帰ってきた瞬間は、犬にとって最高の瞬間です。心は嬉しさで満ち溢れていますから尻尾も盛大に振ることでしょう。
しかし、この時に犬と一緒になって喜んでしまっては犬の興奮度は上がる一方ですので、帰宅直後はあえて過剰に反応しないことが大切です。
犬が落ち着きを取り戻したタイミングで、留守番中の寂しさを埋めてあげるように接することで、犬が興奮して取り乱す状態を防ぐことができます。
身体全体を使って寂しさや嬉しさを表現されると、構ってしまいたくなる気持ちも分かりますが、そこは愛犬のためにグッと堪えて対応をしてあげるようにして下さいね。