犬が留守番できるのはどれくらいの時間なら可能なのでしょう?
夫婦で共働きで犬を飼っているとどうしても長い時間留守番をさせなければいけないことが多いです。
そこで、飼い始めたばかりの犬の留守番が心配な飼い主さんのために、犬の留守番時間の限界と慣れさせるためのしつけのポイントについてお伝えしていきましょう。
まずは短時間の留守番から始めて、留守番ができる環境を整えてあげましょう。
ぜひ参考に試してみてください。
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犬を留守番させる時間の限界とは
犬を飼っていると「留守番」させないといけない状況はいずれやってきます。
特に夫婦共々フルタイムで働いている場合は、必然的に長い留守番をさせないといけなくなることは少なくなく、犬のことが心配…と感じる飼い主さんも居るでしょう。
そこでここでは「犬が留守番できる時間」についてご紹介します。
以下にてご紹介する内容を参考に、極力は、その時間内で戻って来られるようにしましょう。
犬が留守番できる目安の時間は「約12時間」
その理由としては犬は通常複数頭で一緒に暮らす習性の動物であるためです。
本能的に一人という環境に慣れておらず、寂しさを強く感じてしまう傾向にあるため、あまり長時間の留守番はできないと言われているのです。
また、この約12時間という時間は感情面の他にも、様々な面を配慮した結果です。
清潔好きな犬にとって排泄物がずっと残っている状態は、ストレス以外の何ものでもなく、そうしたストレスを感じさせないようにするためにも、約12時間が1つの目安とされているのです。
犬が留守番できる「約12時間」という時間は、あくまでも目安に過ぎません。
と言うのも、犬の性格は犬種や個体によって異なるため、12時間程度でも強くストレスを感じてしまう場合もあるのです。
共働きで犬を長時間留守番させるときは環境を整えてあげること
犬を長時間留守番させる際は「環境」を整えることも欠かせません。
では実際にどのような環境作りをすれば良いのか?見てみましょう。
長い時間犬を一人で留守番させる際の環境作り
基本的に、飼い犬の性格に合わせて行うことが最も重要となります。
狭い空間と広い空間のどちらを好むのか、トイレのしつけ完了の有無などを考慮し、その上で以下の3つから選択するようにします。
1.ゲージ
就寝時などに活用するゲージは留守番させる時でも使うことができます。
またこの時に屋根も用意しておくとゲージからの飛び出しを予防することができます。
普段から使っているゲージは飼い犬にとって安心できる場所であり、また、いたずらをされる可能性もないため、飼い主さんの不安や心配も軽減されることでしょう。
2.キャリー
病院に行く時やお出かけをする際に使うキャリーは、犬にとって安心できる場所の代表でもあります。
なぜなら犬は元々「穴」の中で生活をしていた動物だからです。
キャリーは自分の身体をすっぽりと収めることができて適度に暗い環境となっています。その環境は、本来の「穴」と似た環境にある為、自然と犬は安心できるのです。
そのため、長時間留守番させる場合には「ゲージ」と組み合わせて、トイレやご飯等の環境をしっかりと整えた上で、留守番をさせる必要があります。
3.上記以外
家の中で放しておいても悪さをしなかったり、トイレもしっかりと覚えていて粗相の心配がないという場合には、放し飼いでの留守番が可能です。
自分の好きな環境に自由に行き来できる放し飼いでの留守番は、犬によっては、一番ストレスを感じない環境なのかもしれません。
ただ放し飼いで留守番をさせる上では、部屋の環境に一層注意が必要です。
また上記3つのいずれの場合でも、より一層犬が快適に過ごし飼い主さんが余計な心配をしないようにするためには、おもちゃの準備が必要です。
ただ、飲み込めそうなおもちゃや壊れる可能性のあるおもちゃは、誤飲等を招く危険がありますので控えましょう。
まずは短時間の留守番ができるように慣れさせるのがポイント
犬の長時間の留守番はある日突然できるものではありません。
しっかりと留守番に慣れさせた上で、留守番をスタートさせる必要がある
そこで気になるのが、「どうやったら留守番に慣れさせることができるのか?」ということですが、犬に留守番をしつける上では、短時間からスタートさせることが最も大切となります。
こうすることで、犬が感じている留守番に対する不安を取り除くことができ、いずれ長時間の留守番へと繋ぐことができます。
留守番に慣れさせるためには犬の「不安要素」を取り除くことが最も重要です。
まずはゆっくりと時間をかけて、犬に理解してもらうことから、始めてみて下さいね。
犬に留守番をさせるときは安全性を確保することが大切
一方で犬を留守番させている間は様々なトラブルが多発します。
特に多いトラブルは「誤飲」と「熱中症」の2つ
「誤飲」
飼い主さんがいない環境は、犬にとって退屈そのものです。
そんな退屈さからおもちゃを破壊して、一部を誤って飲み込んでしまったり、放し飼いしている場合には部屋を探索している間に誤って口の中に入れてしまうことがあるのです。犬が飲み込めるサイズのものは基本的に仕舞っておくようにしましょう。
「熱中症」
熱中症は生命を脅かすこともある危険なトラブルであり、夏場はより一層、部屋の環境に注意しなければいけません。
「これは飲みこまないだろう」や「そこまで暑くならないだろう」などの安易な考えは、時に愛犬の命を奪ってしまうことにもなりますので、気をつけましょう。
犬の気持ちを理解して留守番に慣れさせる工夫をしていきましょう
これまでもお伝えしてきましたように、犬にとって留守番は、決して楽しいと思えるようなことではありません。
犬の気持ちに寄り添い理解した工夫をしてあげることが大切
子犬の頃から留守番の習慣をつけさせるのもそうですし、なるべく普段と近い環境にするためにテレビをつけておいたりすることも、1つの工夫です。
愛犬のストレスを少しでも取り除いてあげるにはどうしたら良いのか?を考えて環境作りや工夫を行ってあげましょう。