犬のマウンティングは犬同士だけでなく、飼い主にする場合や、おもちゃや家具にする場合も。
どこでもマウンティングを行なうようになり、飼い主さんが止められなくなってしまうと、散歩もままならなくなり困ってしまいます。
ここでは犬がマウンティングをする理由、しつけでマウンティングを止めさせる方法についてご紹介をいたします。
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犬がマウンティングをする理由
犬がマウンティングをする場合には、その原因を見極めて対処する必要があります。
飼い犬のマウンティングがどの原因に当てはまるか考えてみましょう。
- 支配欲の表れ
犬社会は上下関係がはっきりとしているものです。「自分の方が格上である」「相手を支配してやろう」などという自分が相手よりも上の立場である事を示すために行います。 - 遊んでいる
単に相手と遊びたくてちょっかいを出している。相手への働きかけ方法として用いている。 - ストレス発散
散歩が足りない、しつけが厳しいなど何かしらのストレス発散のため。 - 発情
自分の子孫を残そうという本能が働いている。
マウンティングは周囲に迷惑をかける行為なのでやめさせなければなりません。
犬のマウンティングでキーポイントとなるしつけは「待て」
マウンティングをやめさせるには「待て」をしつけると効果的です。
犬がマウンティングをしそうな様子を見せた時に「待て」をさせると行動に移すのを阻止することができます。マウンティングをスマートにやめさせるには「待て」をしっかりとし付ける事が効果的です。
マウンティングをしそうな気配を感じた時点で止めることができると相手に不快感を与える事もなくなり頭を下げる必要もありません。
犬が散歩をしている時に自転車や車が走ってきた時には安全な場所で「待て」をさせると犬の安全を確保することができます。
主従関係の構築のためにも「待て」などのしつけをすることは有益です。
犬のマウンティングのしつけに役立つ「待て」の教え方
早速「待て」をしつけてみましょう。
しつけの基本は「できたら褒める」です。
おやつとドッグフードを用意して、犬にリードをつけてしっかりと持ちます。
ドッグフードを1つ目の前に落とします。犬が食べようとしたらすかさず「待て」と言ってリードを引っ張って食べさせません。犬がしつこく食べようとしても絶対に食べさせないでいると犬が「どうして?」という顔で飼い主を見ます。そうしたらおやつをあげて褒めます。
これを何度も繰り返すと「待て」と言われるとドッグフードを食べないで飼い主の顔を見るようになります。
リードで静止しなくても「待て」で食べずに飼い主の顔を見るようになったら、「待て」をさせている間に少し犬から離れます。犬が来ようとしたら手で静止する態度をとって再び低い声で強く「待て」と言います。それで動きを止めたら犬の元へ戻り褒めながらおやつをあげます。段々と犬から離れる距離を長くしても「待て」ができるようにします。
いきなり高度なしつけをするのではなく、まずは比較的容易な「座れ」や「伏せ」をしつけてから行うとよいでしょう。
犬への服従訓練、リーダーコントロールについて
そもそも犬が飼い主の言う事をしっかりと聞けば他の犬にマウンティングをしようとしてもすぐにやめさせることができます。
飼い主にマウンティングをしてくる場合にも飼い主の「待て」などの制指示支持をすぐに聞けばやめさせることができます。
犬に飼い主の指示に従わせる訓練を「服従訓練」と言います。
犬に「座れ」「伏せ」「待て」「ハウス」などのしつけをして毎日それらのしつけに従わせる訓練をします。その事により犬は飼い主の指示に従うようになり主従関係をしっかりと保つことができるようになります。
主従関係が逆転してしまうと犬は自分が上だと思うので飼い主の指示に従いません。
それは犬にとっても不幸な事です。自分が上の立場だと、弱いもの達を守ってあげなければなりません。そのため犬は常に気を張って神経を遣います。自宅に来訪者がやってきたら犬は「自分が対処して追い払わなければ」と吠え立てたりします。外を散歩していると自動車や自転車などの危険があります。飼い主の言う事を聞かないとそれらから犬を守ってあげるのが非常に難しくなります。人の社会で生きるのだから人の言う事に従う方が犬にとっては安全です。
食事は飼い主が先に食べる、家の中で座る場所は飼い主の方が高い場所にする、散歩へ行くタイミングやコースは飼い主が決めるなど、何事も飼い主が主導を握るようにしましょう。
犬のしつけが難しいと感じたらプロのトレーナーに相談する方法も
主従関係が完全に壊れてしまっているとなかなかそれを立て直すのは大変なものです。
また、しつけは低めの声ではっきりと明瞭に一言コマンドを発生するなどコツがあります。そういったコツがつかめていないとしつけはなかなか上手く進みません。そんな場合にはプロのトレーナーに相談してみましょう。
犬は個々で性格も違うので、その犬に効果的な方法を教えてもらえることでしょう。