子犬を家族の一員として迎えるには、さまざまなしつけが必要になります。しつけを始めるには、どのくらいの時期に始めるのが良いのでしょうか?
そこで、子犬にしつけを始めるタイミングや、しつけのルールなどについてご紹介します。子犬のしつけは、しつけを教えると同時に、信頼関係を築くことも大切です。焦り過ぎずに、気長に取り組みましょう。
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子犬のしつけを始める時期について
家に迎えたのが生後3ヶ月の子であればすぐにしつけを始めてOK
子犬は生後45日までは母親のお乳を吸い、きょうだいの中で過ごしながら犬としての自覚を持ち、縦社会の構造を理解していきます。
この時期になれば社会性が身についているため、しつけがしやすくなります
逆に遅ければ良いのかというとそうでもなく、生後半年頃になると反抗的になるためしつけがしにくく難しくなります。
生後8ヶ月頃になると成犬に近づきそれまでの過程が確立してしまうので、しつけの難易度はまた高くなります。
子犬のしつけの時期が来る前に家族でルールを決めておく
- 甘噛みは人の体にさせない
- 吠えたら構わない
家族全員で同じルールを徹底することが重要
このルールが統一されていないと、子犬は何がルール化理解できずしつけに時間がかかってしまいます。
しかし本物の子犬を前にするとあまりの可愛らしさにそのルールを無視しがちなのも事実です。
そのため、しつけを行う人間の気持ちの持ち方もとても難しいことなので最初に覚悟しておきましょう。
成犬になってからしつけをし直すといういことも、不可能ではありません。
実際に成犬になってから問題行動を直す飼い犬もたくさんいます。
しかしその難易度は子犬のしつけよりはるかに難しく、根気が必要です。
しつけの時期にまず子犬に覚えて欲しいこと
信頼関係を作る上でもしつけを行うに当たっても名前というのはとても重要です。
まず向かい合って子犬に名前で呼びかけ、何度か呼びかけたら今度は少し離れて正面ではない場所から名前を呼びます。
名前に反応して振り返ったらたくさん褒めてあげましょう
これをで名前を理解し、自分に話しかけていることを理解します。
名前を呼ばれたら飼い主の目を見るようにさせます。
しつけを行う際は、アイコンタクトと名前を何度も使います。
注意が必要なのは叱るときには名前で叱らず「ダメ」といいましょう。名前で叱ると、自分の名前を呼ぶときは怒られていると認識してしまうため呼んでも反応がなくなります。
子犬のしつけで大切なトイレトレーニング
とても重要なトレーニングがトイレトレーニングです。
子犬のうちはおしっこの回数が一日で15~20回、うんちの回数が5~6回ほど
トイレの場所を固定して、タイミングを見計らって連れて行ってあげるようにしましょう。
癖がつくとトイレに着いたらすぐに排泄してくれるようになりますし、自分からトイレに向かうようにもなります。
トイレは失敗の回数も多いしつけのひとつなので根気が必要
何ヶ月もかかることもあるので、叱らずのんびりしつけましょう。
トイレで失敗したときに叱ると、子犬は萎縮して同じ失敗を繰り返すようになります。
成功したときに大げさなくらいたくさん褒めてあげるようにしましょう。
また、一度褒めてもその後に続けて失敗することもあります。「こんなときもあるさ」程度に気にしないようにしましょう。
甘噛みは子犬のうちにしつけをしておくこと
狩りをして獲物に噛み付く習性上、噛み付くことは本能的なものであるので辞めさせることは出来ません。
甘噛を無理にやめさせるとストレスになります
しかし人の体に甘噛みさせるのは辞めさせなければ成犬になったときにもその癖が抜けず、本気で噛んでくることもあります。
コツとしては、甘噛み自体は辞めさせず、犬用の歯ごたえのある玩具に甘噛みの対象をすり替えることです。
玩具を噛むようにさせると一人遊びも覚えるので、お留守番をさせることになっても上手に遊んで待てるようになるため留守番の得意な子になります。
甘噛み自体は成犬になれば全く痛くなくなるので特別危険なものでもないのですが、本気で噛まれたときに大変なのでしっかりしつけておきましょう。
我が家にも柴犬がいますが、甘噛みのしつけはすぐに終わり、そのうち歯も生え変わったのでそんなに痛い思いはせずに済みました。
しつけがきちんとされていると来客時も安心ですし、何より主従関係がしっかり出来ているということなので飼いやすい犬になります。
しつけのできないまま成犬になると問題行動ばかりで大変なので、迎え入れたら早めに始めましょう。