【犬のしつけ】成犬になった愛犬のしつけ方と注意点

何らかの理由で成犬を引き取った方や、子犬時代の成犬のしつけに失敗したまま愛犬が大きくなってしまった方にとって、しつけがなっていない犬との生活はなかなか大変なものではないかと思います。

しつけは子犬の頃から行うのが良いとされていますが、成犬になってからでは遅いというわけではありません。

ここでは、成犬のしつけに悩んでいる方のために、成犬のしつけ方のポイントと注意点を紹介していきます。
今は逆になっている主従関係も、しつけが上手くいけば、きちんと信頼関係を築き直すことができるはずですので、諦めずに取り組んでみましょう。

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成犬をしつける前に、しつけのポイントを押さえておきましょう

犬のしつけは子犬のうちにしっかり行うのが理想ですが、成犬であってもきちんと教えることで理解して学んでくれます。

人間と生活を共にするための最低限のルールも必要です。私たちの都合だけでなく、犬にとってもしつけはとても重要です。

成犬であってもしつけのポイントは一緒です。

大切なのは飼い主の態度や指示がいつも同じであることです。犬がある問題行動をしたときに、あるときは叱り、あるときは無視したり笑ってしまうと、犬は混乱してしまいます。気分やその日によって、良いこととダメなことが違っていると、犬は良いことと悪いことを区別することはできません。

犬を叱る時や注意するときの声や表情にも気をつけてください。

犬は飼い主の表情をしっかり見ていますし、高い声は嬉しいときの声と思ってしまいます。叱るときは低めの大きな声で叱るようにします。この時、犬の名前を呼んで叱るのは良くありません。犬は自分の名前と叱られることを関連づけ、名前を呼ばれると叱られると思うようになる可能性があります。

良いことをしたときはきちんと褒めることも大切です。

犬に体罰を加えてしつける人もいますが、それは絶対にやめてください。体罰を加えると、犬も力で向かってくるようになってしまいます。また、犬との信頼関係を築くこともできません。

犬は褒めてしつけてください。良いことをしたら嬉しそうに褒めてあげます。少しオーバーなくらいで丁度よいです。飼い主が喜ぶ様子を見て、良いことをしたと理解してくれます。

犬のしつけには飼い主との信頼関係が重要です。まずはアイコンタクトから始めてみましょう。名前を呼んだとき、犬が飼い主を見たら喜んで褒めてください。名前を呼ばれたら飼い主を見るという基本を身につけさせます。飼い主に集中させることがしつけの第一歩です。

成犬にトイレトレーニングをしつける際の手順と方法

成犬であっても、これまで外飼いをしていた犬ならトイレのトレーニングが必要になります。外ならどこでも用を足すことができますが、室内でそれをやられてしまうと大変なことになりますよね。決まった場所で排泄するようにしつける必要がありますし、引き取ったら真っ先にしつけたいことでしょう。

まずはトイレを認識させる必要があります。初めて見る四角いトレイを排泄するための場所とは思わないでしょう。犬は匂いから理解することも多いので、トイレに犬のオシッコの匂いをつけておいてください。排泄物の臭いがするところに排泄をする習性がありますので、そこで用を足してくれる場合もあります。

犬が排泄をするタイミングで、トイレに連れて行くようにしてください。トイレに連れて行ったら、オシッコとかウンチと声をかけて促すようにします。シーシーとか毎回同じ言葉をかけるのも良いでしょう。

最初のうちはなかなかトイレで用を足してくれないことも多いです。根気よく続けることが大切です。トイレで用を足してくれても、トイレからはみ出してしまうこともあります。上手くできなくても決して叱らずに、ちゃんとできたときは褒めてあげましょう。

トイレをなかなか認識してくれないときは、犬が用を足す場所を覚えておき、そこにトイレを設置する手もあります。犬は室内でも決まった場所で排泄をすることが多いです。犬にとって安心して排泄できる場所ということなので、犬に合わせてあげることも必要です。

成犬に散歩時のしつけをする際の手順と方法

成犬にもなると引っ張る力もかなり強くなります。散歩中にぐいぐい引っ張っられると飼い主も大変ですし、犬にとっても飼い主にとっても危険でもあります。散歩のしつけもとても大切です。

散歩するときはカラーにリードをつなぎますが、この時のリードの状態にも大切なポイントがあります。リードの持ち手を握ったら、リードを束ねて長さを調節します。犬が飼い主の横にいるとき、リードが少しだけたるむくらいにしてください。
リードが長すぎると犬が飼い主から離れて自由になってしまいますし、短すぎると犬にとっては窮屈です。散歩のときは犬が飼い主の前でも後ろでもなく、横を歩くのが理想です。

散歩を始める前に、まずは飼い主の横に落ち着いて立ち、飼い主について歩くようにさせてください。飼い主の左側に犬を立たせたら、飼い主が歩き出す、又は声をかけたら犬も歩き出すようにさせます。勝手にどんどん進もうとしたり横にそれた時は立ち止まり、軽くリードを引いて飼い主に注意を向けてください。根気よく続けると、犬も理解するようになります。

歩いていると犬は飼い主よりも前にきてしまうことがあります。犬が前に出ようとしたら、飼い主が犬の前を横切るように方向転換してください。これを繰り返して、犬が飼い主よりも前に出ない状態を覚えさせます。

犬の無駄吠えに対する理解としつけの方法

私たち人間が話をしたり感情から思わず声をあげるのと同じく、犬の場合は吠えることで自分の感情を伝えようとします。また、警戒心や不安から吠えたり、遊びで興奮して吠えることもあります。犬は吠える動物なので、吠えるなというのは酷な話でもありますよね。ですが、犬の吠えるという行為は人に恐怖心を与え、大きな吠え声は騒音にもなります。

犬は家のチャイムが鳴ったとき、郵便配達や宅配便が来たときに吠えることが多いでしょう。散歩中であれは他の犬を見た時や子供にも吠えることがあります。
これらはすべて、人との生活の上では無駄吠えになります。

無駄吠えをなくすためのしつけも必要です。

チャイムや配達物で吠えてしまう場合は、それらに慣れるトレーニングをします。犬は知らない人が来ることで不安を感じ、警戒心から吠えている場合が多いです。立派な番犬とも言えるでしょう。
チャイムがなっても配達物がきても、それは全く問題ないという態度を見せてください。飼い主が落ち着いていると、犬も気にしなくなります。一人が家の外に出てチャイムを慣らしたり郵便受けを動かしたりし、家にいる人は全く気にしないという様子を犬に見せて学ばせてください。

おやつを使ったトレーニング方法もあります。チャイムが鳴ったのと同時に他の場所に注意を引くようにします。一人がチャイムを鳴らし、もうひとりはチャイムが鳴ったらケージの中に入るように指示をします。ケージの中におやつを入れておくと、チャイムがなってケージに入ると良いことがあると関連づけます。

成犬のしつけが上手くいかない時には犬のしつけ教室を利用しよう

成犬のしつけが思うようにいかないときや、自分でしつけることに不安がある場合は、しつけ教室を利用することをおすすめします。しつけ教室の先生は、犬の状態や性格を判断し、その犬に最適なしつけ方法をとってくれます。

犬のしつけ教室には、飼い主と一緒に指導してもらう方法と、犬を預けて先生にしつけてもらう方法があります。

しつけ教室を行っている場所に犬と出向くスタイルが多いですが、犬によってはその場所まで連れて行くことさえ難しい場合もあります。そのようなときは、自宅まで来てくれてしつけ方法を指導してくれるスタイルもあります。
犬を預ける場合も、数時間だけのものや、数日預ける合宿タイプもあります。

成犬のしつけは根気が必要ですが、諦めずに続けることが大切です。犬の幸せのためにも、コツコツ諦めずに行ってくださいね。