インコを飼い始めてから、「そろそろ爪切りが必要かも?」と迷うかもしれません。
そもそもインコの爪切りは必要なのか、それとも不要なのかさえわからないと思います。また、自分で爪を切るにしても、インコが暴れてしまうと怪我をさせてしまうのではという不安も感じるでしょう。
そこで今回は、インコの爪切りについて詳しくご紹介したいと思います。
大切なのは無理はしないこと。
インコにストレスを与えるだけでなく、怪我をさせてしまいますので注意しましょう。
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インコの爪切りは必要なの?爪切りの頻度について
インコを飼っていると、鳥小屋から出した時に爪がカーペットに引っ掛かりもがいている姿を見かけることがあります。
爪が尖っているので多少は引っ掛かるものですが、あまりに頻繁が高く、引っ掛かった後に助けてあげないと取れないようでは爪が伸びすぎている可能性が高いです。
そんな時には爪を切ってあげます。
爪きりの頻度は大体3ヶ月から4ヶ月おきを目安に
ただ、爪の伸びる速さには個体差があります。
また、飼育環境によって変わってくるので、期間ではなく実際に爪の状態を見て切る時期を見極めましょう。
止まり木をつかみ損ねて落ちたり滑ることが多くなったら爪が伸びていないか確認してあげましょう。
爪をお日様や明るい電灯の方向に向けて見ると爪の中に血管が見えます。
この血管の先から4mm程度伸びるとインコは活動しづらくなるようで、切り時と言えるでしょう。
インコによっては爪切りの必要がない場合も。飼育環境もポイント
インコを長年飼育していても爪を切った事がないという話を聞いたことがあります。
鳥は木に止まる事が多く、自然の地肌の粗い木に止まるのでよく削れるのだと考えられます。そこに目をつけて商品化された止まり木があります。
インコに自然の木の止まり木を与えてみるのも一つの手
爪を切る作業が苦手であったり、爪を切られるのを非常に嫌うインコの場合にはこういった自然の木の止まり木を利用することをおすすめします。
1000円以内で購入できるものが多く、これでずっと爪切りをしなくても済むのであれば、インコにとっても飼い主にとってもストレスが無く良い事です。
インコの爪切りが必要な場合の爪切り方法と出血してしまった場合の応急処置
爪を切るにはインコをつかんでホールドしなければなりません。これがインコによっては大変な作業で、徹底的に抵抗して大人しくしてくれないインコがいます。
暴れるインコの落ち着かせ方
その場合には手だとスルスルと抜け出し易いのでタオルで背中側から包み込むようにして、爪を切る方の足だけを出してつかみます。
かじったりと抵抗されるすごいパワーですがか弱い存在なので、決して強くつかまないように気をつけて下さい。
爪切り方法
切る爪の根元をインコをホールドしている手の親指と中指でしっかりと挟み、切る位置を確認したら素早く切ります。
切る位置は血管から1mm先ですが、それを目安に切っても出血させてしまったという話を数件聞いたことがあります。不安な場合は血管の先から2mm程度離した位置で切るとよいでしょう。
出血してしまった場合
応急処置として、直ぐに小麦粉か片栗粉をつけて止血してください。インコは人間の感覚からすると大したことの無い量の出血でも生命の危機となります。素早く止血を行う必要性があります。
あくまで応急処置となりますので、すぐに止まらない場合はそのまま獣医師の元へ急ぎましょう。
インコの爪切りに必要なアイテムと出血のリスクが少ない方法
爪を切る場合には、小鳥専用の爪切りを用意します。人間用の爪切りを使用するのは互いに感染症を予防するためおすすめできません。
小鳥専用の爪切りはハサミの形になっていて爪全体を見渡せるので、人間の爪切りを使用するよりも爪を切りすぎてしまう可能性が低くなるでしょう。
「爪を切りすぎて出血させてしまわないか心配でたまらない…」
「怖くて切れない…」
という場合にはヤスリで削ることも可能です。
時間はかかるがヤスリでも爪を短くする事はできる
ヤスリならば切りすぎて出血させる事はありません。
ただ、インコが嫌がる場合には根気よく機嫌を見ながらヤスリを当てなければなりません。ヤスリをおもちゃと思わせることができると容易にすすめる事ができるでしょう。
インコの爪切りが不安な場合は迷わず動物病院へ
爪を切る側が不安な場合は、その不安がインコにも伝わるものです。インコも怖がり抵抗するようになる可能性が高いです。
また、爪切りを頑なに嫌がるインコの場合には、無理やりつかんで切ると人を嫌いになってしまう可能性があります。
そんな場合には獣医さんに連れて行き切ってもらうことをおすすめします。
小鳥を扱うことに慣れている獣医さんを選ぶこと
獣医さんへ連れて行くのは一仕事でお金もかかってしまいますが、健康診断もしてもらえるので悪いものでもありません。
連れて行くときには他の動物を見たり見られたりしてストレスにならないように、風呂敷で包む等して目隠しをしましょう。