鳥は雛のうちから育てると、人によくなつき可愛いですよね。しかし雛のうちは食事が大変なのをご存知でしょうか。
ここでは文鳥の雛の食事、挿し餌について。その必要性や方法、回数など気になる疑問についてお答えします。また挿し餌を食べない時の、対処法についてもご紹介をいたします。
もし挿し餌や雛の飼育に自信がない方は、少し成長した文鳥の飼育を考えてみてください。
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【文鳥の雛の育て方】挿し餌の必要性
親鳥が雛に口移しで餌を与えるように、飼い始めた文鳥の雛には自分で餌を食べられるまで人が手で食べさせてあげる挿し餌をしてあげます。
挿し餌には餌を与えるためだけでなく、人の手に慣れさせる意味もあり、大きくなっても人の手に乗ってくれるかわいい手乗り文鳥になってくれたり、お世話するときに手を怖がらなくなります。
手が怖いとお世話がストレスになってしまって可哀そうなので、雛のうちから慣れさせましょう。
雛の大きさによって、スポイトなどで口に入れてあげたり、赤ちゃんに離乳食をあげるように小さいスプーンで食べさせてあげます。
文鳥の雛への挿し餌の作り方やあげ方
文鳥の雛の挿し餌は、お湯でふやかすなどして作ってあげなければいけません。
餌が変わってしまうと食べないことがあるので、ペットショップで与えていた餌を聞いて同じものを購入しましょう。
大さじ1杯くらいの粟玉にお湯をかけて30分ふやかして栄養剤を混ぜ、消化にいいように柔らかくし人肌に冷ましてから食べさせます。
挿し餌用に作った餌は腐りやすいので、与えるごとに新しく作ってあげてください。
生後1か月半くらいまでは粟玉に栄養剤を加えて餌を作り、スポイトで直接口に入れてあげましょう。
少し大きくなって生後2~3か月の中雛になってくると自分で食べられるようになるので、穀物の皮をむいた状態のむき餌を雛の挿し餌に加えてスプーンなどで与えます。
文鳥の雛への挿し餌の回数について
赤ちゃんの授乳のように、文鳥の雛の挿し餌は数時間おきに与える必要があります。
回数は雛の成長によって変わるので、適切なタイミングで適切な回数で与えるようにしましょう。
大きな口を開けて大きな声で鳴く姿はとても可愛く、すぐに餌をあげたくなってしまいますよ。
生後2~3か月の中雛には成鳥の餌を食べられるように練習をさせたいので、むき餌を食べやすいお皿に入れて飼育かごに入れておきましょう。
また、餌をふやかす水分をだんだん減らし、少しずつ餌を硬くしていきます。
餌の水分が少なくなってくるので、この頃からのどを詰まらせないように飲み水を用意してあげてください。
だんだんとむき餌が上手に食べられるようになり、そのころには皮つきの餌も混ぜていきましょう。
4か月ごろになってくると成鳥と同じ餌が食べられるようになります。
文鳥の雛が挿し餌を食べない場合の対処方法
文鳥の雛が挿し餌を食べてくれないときに考えられる原因は、餌が違うこと、餌のあげ方が違うことなどが挙げられます。
文鳥の雛を連れて帰ってきたばかりだと、環境が変わったことに戸惑って餌を食べなくなることがあります。
また、ペットショップで食べていた餌と違う餌になってしまうと食べなくなることがあり、その場合は同じ餌、同じ作り方をペットショップで教えてもらいましょう。
親切なペットショップであれば、与えていた餌を少し分けてくれることもあるので、作り方を教えてもらってください。
同じ餌でも食べない時には、どんな器具で餌を与えていたのか聞いてみましょう。
文鳥の挿し餌からの卒業について
文鳥の雛が成長するにつれて、一人で餌を食べる練習をしなければなりません。
生後2~3か月の中雛なると飲み水を用意し、むき餌を食べやすいお皿に入れて飼育かごに入れておきましょう。
自分で食べている姿が見られるようになったら挿し餌の回数が減るので、少しずつ成鳥の餌を混ぜていきます。
挿し餌を無理にやめる必要はないので、欲しがっていればそのタイミングで与え、自然と自分で食べるのを待ちましょう。
自分で食べられるので挿し餌をお皿に入れて与えることもありますが、ふやかした餌は腐りやすいので食べ残しは放置せずに、食べ終わったたのを確認したらすぐに片付けるようにしましょう。
4か月ごろになってくると挿し餌は必要なくなり、成鳥と同じ餌が食べられるようになります。
文鳥用の餌とたっぷりの飲み水を用意しますが、文鳥は餌で遊んだり飲み水で水浴びをしてしまいます。
餌をたくさんこぼしてしまうので餌は多めに入れ、きれいな水が飲めるように、遊んでしまった飲み水はこまめに替えてあげてください。
おやつの粟穂は、餌がしっかり食べられるようになってから、少しだけ与えるようにしてください。