文鳥は雛から成鳥するために雛換羽の時期を迎えますが、雛換羽がなかなか終わらないことがあります。
飼い主としては、羽が抜け落ちて地肌が見えてしまっている文鳥が心配になりますが、雛換羽が終わらないのはなぜなのでしょうか。
飼い主として何をしてあげられるのでしょうか。
雛換羽の文鳥はとても神経質です。そっと見守ってあげましょう。
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文鳥の雛換羽が終わらない理由とは
文鳥の雛換羽は一般的には産まれてから2ヶ月程度経過した頃から始まり2ヶ月程度で完了すると言われています。
しかし、これにはかなり個体差があり生まれてから半年くらい経過してから始まったり、換羽が始まってから完了するまでに半年くらいかかる文鳥もいます。換羽の間はエネルギーを普段以上に必要とするので食欲は増進します。そうして換羽の間は温厚だった文鳥の気が荒くなる事が多いようです。体力を消耗するので活発に活動せずに大人しくなり昼間なのに寝ていたりする場合も多くあります。換羽の期間が長いとそれだけ体力を消耗する期間が長くなるので余計にイライラしする文鳥もいます。しかし、エサをよく食べて衰弱していたり、羽が抜ける一方で全然生えてこないというような事がなく元気であれば問題ないでしょう。
しかし、飼い主のカンと言うのは以外と当たるものです。
雛換羽が始まるのが早い場合にはヨード不足で甲状腺の機能が低下している可能性もあります。
飼い主が心配していると伝染して文鳥まで不安になりそれが体調によくない影響を与える場合もあります。まずは飼い主が安心して見守ることができるように、疑わしき事柄は明らかにしていきましょう。
雛換羽が終わらない文鳥には保温を。保温方法と注意点
雛換羽は文鳥にとって初めて経験する換羽です。
まだ子供なので体力も充分ではないので飼い主が出来る事でサポートをしてあげたいものです。
文鳥はとにかく寒さに弱く、特に羽が抜けた地肌が見えている場合には保温が充分に出来ない場合があります。寒くない環境を整えてあげましょう。小動物用のヒーターを入れたり、ケージカバーをかけてあげるとよいでしょう。ケージカバーは文鳥によってはいつもと違う環境になり嫌う場合もあるので、気に入らなかったり却って落ち着かない様子が見受けられた場合にはかけるのをやめましょう。
寄り添って温まれるヒーターならば寒いと自分で近づき、不要な場合には離れていれば良いので、文鳥自身で調節できおすすめです。寒い季節ではなくてもとりあえず入れてみるとよいでしょう。
雛換羽の文鳥には通常の餌よりも栄養価が高い餌に切り替えることも必要
雛換羽は文鳥にとって初めての換羽でエネルギーを多く必要とします。
通常のエサに加えて補助栄養食を各種取り揃えて与え、文鳥が自分で好きに食べられるようにしてあげましょう。換羽では新しい羽を作るためにより多くの栄養が必要で、文鳥は自然と必要な栄養素のエサを食べるものです。文鳥が食べたいと思った時に食べられるように常に新しく衛生的な状態で入れておいてあげましょう。
与えてすぐに食べなくてもしばらくして食べる場合もあります。食べないから好きではないのだ…とすぐに取り出さないで置いておいてあげてください。
ペレットは総合栄養食なのでそれだけでよいと言われていますが、換羽時には更にカルシウムやビタミンが強化できるようにボレー粉や青菜も与えるとよいでしょう。
「シードを与えていたけれどペレットが良いと聞きペレットも与える」というのはよいのですが、ペレットを与えて食べないのにシードを与えずにペレットだけにして切り替えようとするのはやめましょう。
ペレットを好んで食べる場合には良いのですが、そうでない場合には換羽時のエサの切り替えは断食して衰弱したりと危険を伴うのでやめましょう。
雛換羽が終わらない文鳥はイライラしがち。そっとしておくことも大切
水浴びが好きな文鳥は普段と同様に水浴びをさせ、ケージの外で遊ぶのが好きな文鳥はケージの外に出して遊ばせてあげましょう。好きな事をしていると文鳥のストレスと発散されることでしょう。
エサと栄養剤だけはいつでも充分にとれるように用意しておいてあげましょう。
文鳥は雛換羽が終われば性格が変わることが多い
換羽の期間にイライラする文鳥は多く度合いには個体差があります。しかし、多くの文鳥は換羽期間中に攻撃的になったりしても完了した後には元の性格に戻ったり、とても友好的になる場合が多いです。