ビオトープでメダカを飼育する時の餌とビオトープの作り方

メダカを飼育している人の中には、ビオトープでのメダカの飼育に挑戦しようと考えている人もいるのではないでしょうか。ですが、知識がないとうまく飼育することが難しいものです。

ここでは、ビオトープでメダカを飼育する時の餌やメリット・デメリット、ビオトープの作り方についてお伝えします。

ビオトープでの飼育方法を知って、メダカを元気に飼育してください。

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ビオトープで飼育するメダカには基本的に餌を与えない

昔から日本で親しまれているメダカは、種類がとても豊富なのでコレクターが存在するほど人気の観賞魚です。
愛らしい見た目と育てやすさから、自宅で飼育している方も多いですよね。

水槽でメダカを飼育していると、一度は挑戦してみたいと思うのが「ビオトープ」でしょう。

水槽の中でスイスイと泳ぐ姿も愛らしいですが、より自然に近い環境で過ごすメダカも見てみたいですよね。
水草に隠れたり、メダカが泳いでいる上をアメンボがはねてみたり、想像するだけで楽しくなることでしょう。

ビオトープでメダカを育てる時に、疑問に思うことの一つに「餌」があると思います。
自然環境で生活しているメダカは人間から餌をもらったりはしませんから。

しかし、ビオトープは自然な環境に近いとは言え、人間が意図的に作った環境です。
水槽に毛が生えたようなものと考えると、餌やりは必要に思えますよね。
何より、可愛いメダカが空腹だなんて、かわいそうすぎます。

ですが、それは過保護というもの。
基本的には餌やりはNGです。

餌が不要な理由

餌を与えて食べ残したりすると水中の栄養分が過剰になってしまうので、プランクトンや苔が大量に発生してしまって、結果として水質が悪化してしまう可能性があるのです。
それは自然なサイクルを壊してしまう行為です。

ビオトープの理想形は、自然なサイクルを再現することですから、人の手はできるだけ加えずにひたすら見守るのが正しい楽しみ方です。

手を加えるのは自然なサイクルが確立するまでの間の手助け程度にとどめましょう。

餌が乏しいビオトープでメダカを育てる場合は餌が必要なことも

ビオトープでメダカを飼育する場合には、餌やりは禁止です。
それは、自然なサイクルを壊してしまうかもしれないからです。

ですが、すべてのビオトープで自然なサイクルが上手く出来上がっているわけではありません。ビオトープは所詮人間が作り上げた、自然を模したいけすのようなもの。

餌が必用なタイミング

自然なサイクルを上手に立ち上げることができていないと、メダカは餌不足となってしまいます。

餌が不足していれば排泄も少なく、排泄が少なければプランクトンや藻類なども育たず、プランクトンや藻類が増殖しないのでメダカは餌不足になるという、負のスパイラルが完成してしまいます。

そういう場合は、餌やりも考慮した方が良いでしょう。

水温があがってメダカが活発に活動する季節には、餌もたくさん必要としますから、様子を見ながら、少量から与えて見てください。

餌のやりすぎは水を汚してしまうことは、忘れずに餌やりしましょう。水が汚れればメダカにダメージを与えることになってしまいます。
病気になってしまう可能性もありますから、与えすぎには十分注意しましょう。

メダカをビオトープで飼育するメリット・デメリット

ビオトープでの育て方について少しお話しましたが、なんだか面倒そうと思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。

そこで、ビオトープのメリット・デメリットについて少しお話しましょう。

ビオトープの醍醐味は、自然な環境で泳ぐメダカを観察できること

水草に隠れたり姿を見せたりするのはとても可愛らしいですよね。ですが、ビオトープのメリットはそれだけではありません。

ビオトープは基本的には人間は手を加えない飼育方法です。
もちろん、自然サイクルが立ち上がるまでや、それをうまく維持できているかということには注意を払いますが、基本的には自然任せです。

手入れに時間を避けない人にもおすすめ

ですから、メダカを育ててみたいけど家を空けることが多いと言う方には、とてもおすすめの飼育方法なのです。

また、水換えが本当に苦痛という方にもおすすめですよ。
ビオトープでは水草などの植物を植えますし、屋外なのでライトが無くても植物はちゃんと成長してくれます。
植物が元気に育てば水を浄化してくれますから、水換えは水が汚れなければしなくても問題ありません。

雨水といった自然な方法で水替えすることもできます。

自然な状態でメダカを育てますし、植物も植えることができるので。アクアリウムに興味がある人やガーデニングにも興味があると言う方にもおすすめです。

アクアリウムのようにたくさんの機器を購入する必要もありませんし、電気代などの維持費もずっと安くすみます。

ビオトープを作る時にお気に入りの植物を植えれば、そのまわりを泳ぐメダカを観察することもできますよ。

ビオトープにはたくさんのメリットがありますが、デメリットがないわけではありません。

一番のデメリットは、メダカを観察しにくいこと

ビオトープでは透明な容器を使うことはあまりなく、水草や石などを配置するのが一般的です。
そのため、メダカの観察は上からしか行えないので、水槽のときのように優雅に泳ぐ姿はなかなかみられないかもしれません。
物陰に隠れたりして見つけることすら難しい時があります。

虫もよってきます

また、自然な環境を目指しているのがビオトープです。
自然環境に必ずいて苦手な人が多いのは「虫」ですよね。
ビオトープには、虫も寄ってきてしまいます。
好きな方なら、昆虫観察も出来て一石二鳥ですが、苦手な方にとっては最悪の状況となってしまうかもしれませんね。

メダカの稚魚はビオトープで増えにくい!親の餌になる可能性が

ビオトープのメリットデメリットをご紹介しましたが、もう一つ人によってはデメリットとなってしまうことがあります。

ビオトープでは稚魚が育ちにくい

メダカを増やしたいと考えている方には、ビオトープはおすすめしません。

水槽で産卵させる場合、親メダカとは別な水槽を用意したり、産卵ネットなどを使いますよね?
それは、メダカの成魚は卵や稚魚を食べてしまうからです。

危険な成魚から隔離して、食べられない大きさまで稚魚を育ててから合流させるのが一般的です。

ビオトープは繁殖も自然任せ

そのため、卵や稚魚は成魚に食べられてしまう可能性が高く、特に小さなビオトープの場合には稚魚の隠れ家も少なく成魚に見つかってしまう確率が高くなるので、稚魚が生き残るのはかなり難しくなるでしょう。

ビオトープでも稚魚を繁殖させたいなら、産卵後に卵のついた水草を別な水槽やビオトープなどへ移動させるなどの工夫が必要になります。

ビオトープの作り方とメダカを入れる時の注意点

ここまでの話をきいて、それでもビオトープに挑戦してみようと思った方のために、ビオトープ作成についてもご紹介したいと思います。

まずは、必要なものから。

  • 水鉢などの容器
  • 底土
  • 水草
  • メダカ

以上が最低限必要なものです。

水鉢などの容器に底石を5cm程度の厚さで敷き、水草を植えて水を静かに注ぎ入れます。
水温合わせをしてからメダカを放てば完成です。

底土

水質浄化作用のあるものを選ぶと良いです。

水を綺麗に保ちやすくなるのでおすすめですよ。
屋外の一般的な土や園芸用の土などは控えましょう。

水草

たくさん種類があるのお好みのものを選ぶとよいでしょう。
数種類がセットになっている商品も売られています。

水草はビオトープに直接植えることができますが、水草用のかごを使うといろいろな寄植えを楽しむことができ、植え替えも簡単になるのおすすめですよ。
他には流木や石などをいれるとより美しく仕上がります。

屋外飼育となるので虫や小動物などの外敵も現れますから、メダカの隠れ家も用意してあげると良いでしょう。

ビオトープの立ち上げ時には、自然な循環サイクルはまだ出来上がっていません。
それを促進させるために、ビオトープに適した水を作れる商品も売られています。
水道水のカルキを抜いて、飼育に適した水にしてくれるので、用意しておくと安心ですよ。