ビオトープでメダカを繁殖させる方法。採卵を簡単にするコツ

自然の環境に近いビオトープでメダカを飼育している方も多いと思います。ビオトープには、水槽で飼うのとはまた違う魅力があります。お腹の大きくなったメダカを見つけることもあると思いますが、そのような時にはどうしたら良いのでしょうか?
そこで、メダカの繁殖で、稚魚を守るために飼い主ができることをご紹介します。稚魚が元気に育つために、ちょっと手助けをしてあげましょう。

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ビオトープでメダカの繁殖で大切なのは採卵すること

自然に近い環境でメダカを育てるビオトープはとても人気があります。

気温が暖かくなって日も長くなってくると、ビオトープでお腹の大きなメダカを見つけることがあります。

もしも繁殖させたいと考えるなら、注意しなくてはいけない存在がいます。

それは、親や他の成魚です。
人間とは違い、メダカはたとえ自分の産み付けた卵でも餌と認識して食べてしまうのです。
なんとか孵化したとしても、親や他の成魚は稚魚も狙います。
口に入るサイズの稚魚であれば、食べてしまうのです。

自然界であれば、物陰に隠れたりして逃げ切る稚魚もいるでしょう。
しかし、ビオトープという狭い環境では見つかる確率が高くなってしまうのです。

ですから、メダカを繁殖させたいなら、採卵することが重要になります。

ビオトープのメダカを繁殖させるときにはホテイアオイを入れておく

ビオトープでメダカを繁殖させるときには、採卵することがポイントです。

そして、採卵によく使われるのがホテイアオイをいう水草です。

メダカはモジャモジャとしているものに産卵する傾向が強く、ホテイアオイの根は人気があると言われています。

ビオトープにホテイアオイを浮かべておくと、根にお腹の大きなメダカが寄ってきて卵を産み付けていきます。

卵がついたホテイアオイをそのまま別な水槽に移して、稚魚が食べられないくらいのサイズになるまで親とは隔離して育てるのです。

何匹もお腹の大きなメスがいる場合には、ホテイアオイをいくつか用意してローテンションさせるとよいでしょう。
孵化後のホテイアオイをビオトープに入れておけば、また別なメスが卵を産み付けるはずです。

また、メダカが産み付けるのはホテイアオイだけではありません。
ウィローモスやマツモなども好みますし、人工の産卵床でもOKです。

卵は産み付けられてから1~2週間で孵化します。
水温によって孵化にかかる時間が代わりますが、管理するなら25度位を目安にすると良いでしょう。

親から隔離した卵を守るために

親メダカや他の成魚から卵を守るためには、隔離するのが最善の手段です。

隔離すれば絶対に食べられてしまうことはありません。

しかし、他の危険がないのかと言うと、そうではありません。

次に卵の敵となるのは、同じ卵です。

卵の中には無精卵のものや、すでにだめになってしまった卵も紛れ込んでいます。
これらの卵はいずれカビが生えてしまい、そのまま放置していると周りの元気な卵にも影響を及ぼしてしまいます。

ですから、こういった卵は取り除かなくてはいけません。
白っぽく変色している卵は残念ながら孵化しない卵です。

カビを予防するために、水道水を使ったり、エアレーションを使うのは効果的です。
エアレーションには酸欠で卵がダメになってしまうのを防ぐ効果もあります。

しかし、水道水やエアレーションは稚魚にとっては有害です。
水道水にはカルキが含まれていますし、エアレーションで起こる水流は稚魚には強すぎてしまうのです。

卵に目玉を見つけられるようになると孵化が近づいているので、水道水やエアレーションは控えるようにしましょう。

孵化したメダカの稚魚へのエサやりのポイント

メダカの卵が孵化して稚魚が姿を現したら、親子で泳ぐ姿を見てみたいと思う方もいらっしゃるかもしれません。
ほのぼのとした絵を望んでいるなら、それは無理な話です。
見られるのは、食べようとして追いかけてくる親から必死に逃げ惑う稚魚の姿だけです。
というわけで、稚魚はメダカの口のサイズよりも大きくなるまで単独で育てることになります。

そこで重要になるのが餌です。

この時期の餌は、メダカの今後を左右すると言われるほど重要になります。

強く美しいメダカに育てたいのであれば、量はもちろんですが、質にもこだわっていきたいところです。

栄養価の高い餌として有名なのは、ブラインシュリンプです。
ブラインシュリンプは卵で売られていて、塩水でブラインシュリンプを孵化させた後、孵化した幼生とそれ以外に分けて、幼生だけをメダカの稚魚に与えます。
不ラインシュリンプの幼生は栄養価が高く、うごくのでメダカの稚魚の食欲も刺激してくれますので食べてくれる確率が高く、その分生存率は格段に上がると言われます。
ただ、とても手間のかかる餌です。

この手間をかけずに与えられるブラインシュリンプも売られています。
ブラインシュリンプの幼生を冷凍したものです。
ただし、とても高価です。

もっとも手軽に入手できて与えやすいのは、市販の稚魚用の餌でしょう。

メダカ用の餌をすり鉢などで粉状にして与えることもできます。

また、植物性プランクトンや微生物もおすすめです。
そんなものをどこで?と思うかもしれませんが、カルキ抜きした水にメダカの餌を入れて直射日光をあてて1週間ほどすると発生してきます。
水が緑色になっているのですぐにわかりますよ。
グリーンウォーターとも呼ばれています。
お金をかけること無く簡単に作れますが、時間がかかるのがデメリットです。

稚魚に餌を与えるのは、孵化してから3日後からです。
稚魚は栄養の入った袋をお腹につけて生まれてきます。
その栄養がなくなるのが3日後くらいで、その頃から稚魚は餌を探し始めます。

餌は1日に4~5回ほどをほんの少量ずつ与えます。

食べ残した餌は水質悪化を招き、水質悪化は稚魚に大きいなダメージを与えるので、食べ切れる量を与えることがとても重要です。

ビオトープでメダカを繁殖させたいのに産卵しない時には

メダカは卵を生みやすい観賞魚なので、大抵の場合は手を貸さずとも勝手にお腹が大きくなっていることがほとんどです。

もしもビオトープで飼育しているメダカを繁殖させたいのに、なかなか産卵しないと言うなら、それは産卵に適した条件が揃っていないのかもしれません。

産卵する条件には、水温そして日照時間が関係していると言われます。
水温は15度以上、日照時間は13時間以上と言われていて、春~秋にかけてが産卵時期とされています。
ビオトープの場合には、水温や置き場所のチェックをしてみましょう。

水温、日照時間に問題がない場合、メダカがストレスを感じている可能性が高いです。
その場合にチェックすることは水質、環境、餌、オスとメスの数や相性です。

水質がストレスの原因となるのは、ビオトープでも水槽でも同じですね。

環境というのは、音や光のこと。
夜にライトがあったたり消えたりするような場所では人間でもストレスを感じます。
ダンボールやタオルなどで真っ暗な環境を作ってあげましょう。
また、大きな音がなるような場所もやはり同様にストレスとなるでしょう。
置き場所を変えるなどして対応しましょう。

産卵はとても体力を使う仕事ですから、餌不足では難しくなります。
ビオトープは自然環境のメダカを楽しむ方法ですが、繁殖を考えているなら餌も考慮した方が良いでしょう。

最後のオスとメスの数や相性について。

まず、オスとメスがいなくては産卵しないのは当たり前ですよね。
両方が混泳していることを確認しましょう。
一定期間に決まったオスを選ばなくてはいけないので、オスの数が多い方が安心です。

そして、両者の相性も重要になります。
そこらへんは人間と同じなのですね。
ついたり離れたりしてあまり相性が良くない良いようであれば、新たなオスを投入してみるのも一つの手です。

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