ナマズの一種のコリドラスは、ナマズ特有の可愛らしさがあり人気の熱帯魚です。また飼育しやすいという点でも知られています。
しかし、そんな飼育のしやすいコリドナスも病気にかからないわけではありません。
ここではコリドラスにつく白い塊に注目し、考えられる病気と対処方法についてご紹介をいたします。病気は早期発見、早期治療が一番です。コリドラスの状態の変化を見逃さないでくださいね。
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コリドラスにぶよぶよとした白い塊がついたら水カビ病という病気かも
など、水カビ病は目でみて確認しないと病気になっているか確認できない病気です。
元々、水の中には水カビも潜んでいて、コリドラスの皮膚に傷が付いたり、別の病気で皮膚が剥がれた所に水カビが付いてしまったのでしょう。
水カビは一度ついてしまっても、薬を入れて泳がせておくと取る事ができます。
しかし、一匹の為に水槽に大量の薬剤を入れるのは他のコリドラスにとっても危険が伴いますので、できるだけ隔離して他の水槽に移してから治療していくのが望ましいでしょう。
容器を用意したら、水カビがついてしまったコリドラスを網ですくい移してください。しかし、水槽の環境によってはすくうのも一苦労な場合があります。水草が沢山生えていたり、藻が生えている所に逃げ込むとすくうことが出来なくなります。また、病気で弱ったコリドラスを更に追い詰める結果となってしまう事も考慮しましょう。
捕獲できそうな場所まで追い詰めてから一気にすくうようにしてください。
すくう事に必死になり何度も追い掛け回すとコリドラスの体力も減ってしまいます。
あまり負担を掛けないように捕獲するようにしてください。
コリドラスに白い塊、水カビ病が発生した場合の対処法
水カビが付いたコリドラスを確保したあと、早く治すには水カビが付いている場所をピンセットなどで取り除く必要があります。
また、綺麗に取り除くためには綿棒も使用して取り除きます。
取り除いてから薬浴させるようにすると再度水カビが付着する事が無くなります。
その水カビの元を水槽から見つけ出さなくてはなりません。
水カビは、水槽内のエサの食べ残しや流木などの見えない内側の部分についていたりしますので探し出し取り除くようにしましょう。
コリドラスについている白い塊はツリガネムシ症という病気の場合も
白くてフワフワしているものがある場合は、水カビ病の他にツリガネムシ症の場合もあります。
どのような症状なのかきちんと確認してから対処する必要があります。
ツリガネムシ症の場合はフワフワした状態ではなく、小さく斑点になっている事が多く、うろこが上がりその場所が赤く腫れあがる状態である場合が多いです。
この症状が出た場合、水槽内の水質が悪化している事や、新しい魚を入れた時に一緒に病気を持ち込んでしまう場合もあります。
また、水槽を立ち上げたばかりの時は濾過機能がうまくいっておらず、機能していない状態で魚が入れていると症状がでる場合があります。
ツリガネムシ症になると、尾びれが白くなり、そのままにしておくと溶けてきてしまいます。
尾腐れ病とも呼ばれるこの病気は文字通り尾びれが腐って溶けてしまう病気なのです。
コリドラスの病気、ツリガネムシ症(エピスティリス症)の対処方法
ツリガネムシ症になってしまったら、やはり薬浴が効果的です。
体に付着したツリガネムシが原因で起こるこの病気は、薬浴することでツリガネムシを取り除き、そのまま鱗の再生にも効果を発揮します。
隔離したコリドラスも空気が必要ですし、熱帯魚ですからヒーターなどの季節によっては必要になりますので、隔離する前に用意できるものは用意してから治療するようにしましょう。
コリドラスや熱帯魚の病気は二次感染をおこさないよう注意をしましょう
弱ったコリドラスは治療中でも二次感染を起こす場合があります。
これは、コリドラス自体が弱っている事と、鱗が剥がれていてその部分が感染しやすい状態になっているからです。
二次感染の時に気を付けたい病気は尾腐れ病・口腐れ病です。
この病気は感染力が強く、他の弱ったコリドラスや魚に感染する場合があります。
ですが、もし他にも別の魚と混泳させていたり、薬に弱い生き物も一緒に飼っている場合は水替えの方が良い場合もありますので、使用する薬の用法をよく読んでから使用するようにしてださい。