金魚に白い膜ができる病気にはどのようなものがあるのでしょうか。主な原因は、水カビや寄生虫となります。
対処方法が違うので、金魚の症状をよく確認して対策してあげてください。早めに対応する事がポイントとなります。
また、水槽の温度や環境を整えてあげることで予防することができるので定期的な掃除や金魚の体調管理などを忘れずに行いましょう。
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金魚に白い膜ができる病気とは?原因は水カビ
可愛がっている金魚に異変があると心配になってしまいますね。
金魚に白い膜がはっている時には水カビが原因となっている可能性があります。
カビと言ってもその種類は様々でどのカビかという事は特定する事がなかなか素人では判断が付けられません。
金魚が水カビに感染する時には、体のどこかに傷ができ、その部分にカビが発生してしまい体の広範囲に広がっていきます。
最初は小さな傷でも、カビが付いてしまうとどんどんと広範囲に広がっていき、金魚も弱っていきます。
元気な金魚は水カビに感染しませんが、傷があったり弱っているとたちまち感染してしまいます。
また、水温が低い時に水カビは発生しやすい傾向がありますので寒い時期には注意すると良いでしょう。
それから、カビというのは菌ですから、水槽内の水質が悪くなっているのかもしれません
金魚に白い膜ができる病気白雲病
金魚の体の表面が白くなってしまう病気のひとつに白雲病という病気があります。
初期症状のうちですと、塩浴させる事で治療可能です。
塩浴というのは、読んで字のごとく食塩を使っての治療法になりますので、おかしいと思ったらまず試してみましょう。
やり方もごく簡単です。
白雲病の金魚を入れる事の出来る容器に食塩の濃度が1パーセントになるように食塩水を作って金魚を30分程泳がせます。
これを1週間ほど繰り返すと初期の白雲病であれば直す事ができます。
病状が進んでいる時には、塩浴する際に専用の薬剤を足す事で病状の改善が望めます。
白い膜など金魚が病気になってしまったときに気をつけること
金魚の体に白い膜が付いてしまったなど、金魚に異常を感じた場合にはその症状に合わせて治療を開始しますが、気を付けなくてはならない点があります。
それは餌です。
金魚の病気に気付いて治療をする時には金魚に餌をあげるのはやめましょう。
弱っている時には金魚も食欲がありませんし、食べられずに残った餌が病原菌の温床となってしまう事がありますので、金魚が元気を取り戻すまでは餌をあげるのを控えます。
とは言ってもいつまでも餌を与えないと餓死してしまうのではと心配ですが、餌を与えない期間は最長でも一か月です。
治療をしていた金魚が元気になったら、とても嬉しくてすぐに元居た水槽に戻してあげたくなるものですが、ちょっと待ちましょう。
治療を続けてきた金魚は今までいた水槽とは違う水質で生活していましたので、いきなり元の水槽に戻すと水質の変化についていけない事があります。
元気になったとはいえ病み上がりですので無理はさせず、一週間ほどの時間をかけてゆっくりと元の水槽の水と水質合わせをしてあげましょう。
金魚の病気を予防するには?元気に育つ環境について
金魚が元気に育つためには水槽内の環境が大切です。
水槽内の水質を悪化させる一番の原因は私たちが与える餌です。
食べきれなかった餌はいつまでも水槽内に残り、それが温床となり病原菌を増やしてしまいます。
金魚に餌をあげる時には長くても10分以内に食べきれる量をあげるようにして、餌の与えすぎには注意します。
また、餌の他にも金魚が出す排泄物なども水質を悪化させる原因となりますので定期的な水替えは必要です。
それから、室内での金魚の飼育ではあまり意識する方は少ないかと思いますが、金魚を健康に育てるためには水温も大切です。
特に季節の変わり目は水温が上下しやすいので注意が必要です。
金魚の病気の原因になりやすい水カビ水槽内のコレがあるなら定期的な掃除を忘れずに
金魚の飼育でのもう一つの楽しみというと、水槽内の水草やアクセサリーの配置です。
人工的に作られたものを使っている時にはあまり影響はないのですが、流木をアクセサリーとして配置している時にはお手入れを慎重にしましょう。
流木というのは木ですので、水に長時間入れていると、あまり感じませんが少しずつ溶けたり腐ったりしています。
自然の物ですのでこれは仕方のない事なのですが、この流木に水カビが発生します。
一番手っ取り早い方法としては熱湯で煮る事です。
煮る事で気の中のアクも抜けますので、今後の水質のためにも煮沸消毒しておきましょう。
流木に水カビが発生したら、ブラシを使って流水で洗い流しながらキレイにします。
それから流木全体が浸かるくらいに鍋にたっぷりと沸かしたお湯に流木を入れて煮ます。
しっかりと煮たら、そのままたっぷりの水道水にさらして完了です。
水道水は定期的に交換しながら3日程さらしましょう。
こうする事で余計なアクも取れますので、今後水槽に入れても水カビが発生しづらくなります。