レオパが餌を食べず、拒食気味だと飼い主として不安になります。
拒食の原因はいくつかありますが、食欲不振の場合、市販のヨーグルトを与えるのも方法のひとつです。
整腸剤の代わりになるのですが、与え方やポイントについて詳しくご紹介しますので、拒食気味のレオパに試してみてはいかがでしょうか。
また、拒食の原因や拒食かどうかの判断基準についてもありますので、レオパの健康のためにもぜひ最後までご覧ください。
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レオパが拒食気味で整腸剤がない場合は、ヨーグルトでも代用可能
飼っているペットの元気が無いと心配になります。動物は人間と違い身体の不調を言葉で伝えることができません。また、動物は弱みを見せると襲われるという野生の本能から多少調子が悪くてもそういった素振りを見せません。そのため、目に見えて元気が無い場合には深刻な問題を抱えている場合が多々あります。改善してあげられるように適切に対処する必要があります。
レオパが脱皮する時期でもないのに拒食状態となってしまう深刻な原因としては腸閉塞が考えられます。
まずは腹部を観察して膨らんでいる部分が無いかどうかを確認します。腸閉塞が起こると腸が詰まった状態になるのでその部分が膨らむ場合があります。
レオパがまだ小さいうちは腸も細いので腸閉塞が起こりやすくなります。また、えさと一緒に床材を飲み込んで詰まってしまう場合もあります。レオパは口の中に入った異物をきように出すことができません。えさの残りなどが床材に付着した場合には速やかに取り除いてあげましょう。
腸閉塞の対処法としては獣医さんで見てもらうのが一番ですが、すぐに連れて行けない状況の場合は、自宅で試みるとよい方法があります。
ひとつはお腹をあたためてあげる方法です。水を35度くらいに温めて3分程度温浴させます。
もうひとつは整腸剤を飲ませてみる方法です。爬虫類用の整腸剤が販売されていますが、市販の無糖ヨーグルトを代用することもできます。
拒食気味のレオパにヨーグルトを与える方法とポイント
拒食気味のレオパにヨーグルトを与えるコツ
レオパにヨーグルトを与えるにはスプーンを利用して舐めさせてもよいのですが、それだと個体の好み次第で摂取できる量が決まってしまいます。効率的にある程度の量を摂取させるためには注射器の先にチューブを取り付けて利用すると良いです。
100円ショップでも購入することができます。
喜んで食べていたのが食べなくなったら、それ以上は無理に与えない方が良いでしょう。
ヨーグルト以外では?拒食気味のレオパにおすすめの流動食
レオパは好きだけれどえさに虫を与えるのは抵抗がある方は多いのではないでしょうか。
生きた虫を与えるのでさえ本当は気が引けている…という方には大変かもしれませんが、可愛いレオパのために虫で作る流動食をご紹介します。
拒食気味のレオパにおすすめの流動食
虫はえさに使用する虫であればどれでも作ることができます。
虫に、レオパに与えると良いと考えられるカルシウム剤や栄養添加剤を加えて水やヨーグルト、スポーツ飲料などで薄めて与えます。
用意する道具は、小さな乳鉢と乳棒、小皿、小さいナイフ、ピンセット、シリンジ(2.5ml)です。
ハニーワームを使ったレオパの流動食の作り方
まずはハニーワームを小皿の上にのせてピンセットで押さえて小さいナイフで頭部を切除して中身を扱き出します。透明な糸を吐く管の部分は硬いので除去します。
5~6匹分同様にして中身を出したら、乳鉢に入れてカルシウム剤や栄養添加剤と水やヨーグルト、スポーツ飲料などを入れて乳棒でよくすり合わせます。
これで栄養たっぷりの流動食の完成です。
あとはシリンジに入れて与えます。
レオパが拒食になる原因と判断基準
レオパを飼っている人からは、かなりの割り合いで「拒食したことがある」と聞いたことがあります。しかし、原因は様々なようで「よく分からないがまた食べるようになった」という話をよく聞きます。
レオパなどの爬虫類は毎日えさを食べなくても大丈夫なので、2~3日食べない程度では拒食とは言えません。
大人の場合では1ヶ月近く食べない状態が続くと拒食状態であると判断してよいでしょう。
子供のレオパは5日食べない状態が続くと拒食と判断して獣医さんに診てもらいましょう。
子供は大人とは違い一週間も食べないと生命が危ぶまれるので、5日食べない状態が続くと拒食と判断して獣医さんに診てもらいましょう。
レオパが拒食となる原因は様々ですが、意外と多いのが「そのえさに飽きてしまった」という原因です。
いつも同じえさばかりを与え続けていた場合にはこの可能性があります。違うえさに変えてみて下さい。
他に多い原因が、環境によるストレスです。
環境は様々な要因があります。
- 温度が高すぎたり低すぎたり、温度変化が激しいなど温度が適切ではない。
- 湿度が適切ではない。
- 夜間も明るいなど昼と夜の時間がアンバランスである。
- 部屋の電気が明るすぎる。
- 物音がする場所の近くで落ち着かない。
環境による影響は大きいので、温度と湿度管理を確認して、人が通る場所など物音や気配が常にするような場所は避け、夜間は暗くしてあげましょう。
レオパが拒食気味の時に飼い主としてできること
レオパの大人は1ヶ月、子供は5日以上食べないと生命が危険にさらされます。
同時にえさがいつも同じである場合は違うえさを与えてみて下さい。それでも食べないようであれば流動食を作って少しでも口元につけて食べさせて体力が落ちないようにしてあげましょう。
それらの手段を施しても改善できない場合には爬虫類を見てもらえる獣医さんに診てもらいましょう。